本文へ移動
wavelane

一陸技|無線工学B|過去問

平成29年7月期 A-12

要点(wavelane の要約): 主反射鏡と副反射鏡を組み合わせた二枚鏡の一方式について、副反射鏡の曲面の種類、副反射鏡のもう一つの焦点を合わせる一次放射器の位置、偏心させて避ける遮へいの原因を組合せで答えさせる問題。双曲面を使う方式との区別が要る。

FB907 A-125点(1問1採点)

原文(公式問題文)

A-12 次の記述は、グレゴリアンアンテナについて述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。 (1) 主反射鏡に回転放物面、副反射鏡に[ A ]の凹面側を用い、副反射鏡の一方の焦点を主反射鏡の焦点と一致させ、他方の焦点を一次放射器の[ B ]中心と一致させた構造である。 (2) また、[ C ]によるブロッキングをなくして、サイドローブ特性を良好にするために、オフセット型が用いられる。   A     B    C 1 回転双曲面 位相   一次放射器 2 回転双曲面 開口端  一次放射器 3 回転双曲面 位相   副反射鏡 4 回転楕円面 位相   副反射鏡 5 回転楕円面 開口端  一次放射器

出典: 平成29年7月期 第一級陸上無線技術士「無線工学B」(FB907)A-12(本試験問題)。公益財団法人日本無線協会

正しい組合せの番号を1つ選ぶ(番号は上の原文の選択肢に対応します)
解かずに正答と解説を見る

正答: 4

要確認: この正答と解説は、公式解答表との機械的な照合は済んでいますが、人による照合はまだです。 公式と食い違って見えるときは、出典の解答PDFを優先し、サポートからお知らせください。

wavelane の解説(公式の解説ではありません)

グレゴリアンは副反射鏡に回転楕円面を使い、楕円の2つの焦点を主反射鏡の焦点と一次放射器の位相中心に合わせる。副反射鏡が開口の前をふさぐのを避けるためにオフセット形にする。

空欄 A: 回転楕円面
楕円には焦点が2つあり、一方から出た波は鏡面で反射して他方へ集まる。回転双曲面を使うのはカセグレンアンテナである。
空欄 B: 位相
一次放射器から出る球面波が1点から出ているように見える中心を位相中心と呼ぶ。そこを焦点に合わせないと、反射後の波面がそろわない。開口の縁を合わせても意味が無い。
空欄 C: 副反射鏡
二枚鏡の形式では、主反射鏡の正面に置いた副反射鏡が開口の一部を覆う。オフセット形にすると副反射鏡が開口の外へ出て、遮へいによるサイドローブの増加を避けられる。

この組合せになっているのは選択肢 4 である。

つまずきやすい点

  • 楕円=グレゴリアン、双曲面=カセグレン、と対で覚える。グレゴリアンでは副反射鏡が主反射鏡の焦点より外側にくる。