一陸技|無線工学B|過去問
平成29年1月期 A-13
要点(wavelane の要約): 空港で航空機を監視するレーダーのアンテナについて、垂直面内の指向性の呼び名、等高度で飛ぶ機体からの反射の強さが距離とともにどう振る舞うか、水平面内のビームの太さを組合せで答えさせる問題。
FB901 A-135点(1問1採点)
原文(公式問題文)
A-13 次の記述は、ASR(空港監視レーダー)のアンテナについて述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。 (1) 垂直面内の指向性は、[ A ] 特性である。 (2) 航空機が等高度で飛行していれば、航空機からの反射波の強度は、航空機までの距離に [ B ]。 (3) 水平面内のビーム幅は、非常に [ C ]。 A B C 1 コセカント 2 乗 無関係にほぼ一定となる 狭い 2 コセカント 2 乗 反比例する 広い 3 コセカント 2 乗 反比例する 狭い 4 コサイン 反比例する 狭い 5 コサイン 無関係にほぼ一定となる 広い
出典: 平成29年1月期 第一級陸上無線技術士「無線工学B」(FB901)A-13(本試験問題)。公益財団法人日本無線協会
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正答: 1
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wavelane の解説(公式の解説ではありません)
空港監視レーダーは、垂直面をコセカント2乗特性にして等高度の機体からの反射をほぼ一定に保ち、水平面は方位を細かく分けるためにビームを鋭くする。
- 空欄 A: コセカント2乗
- 仰角 θ に対する利得を cosec²θ に比例させると、高度一定の機体までの距離 R は cosecθ に比例するので、距離の増加と利得の変化が釣り合う。
- 空欄 B: 無関係にほぼ一定となる
- レーダー方程式の受信電力は G²/R⁴ に比例する。G が cosec²θ、R が cosecθ に比例すれば比は一定になり、遠近で反射の強さがほとんど変わらない。
- 空欄 C: 狭い
- 方位の分解能はビーム幅で決まる。航空機を方位で見分けるため、水平面内のビームは非常に鋭くする。
この組合せになっているのは選択肢 1 である。
つまずきやすい点
- コサイン特性では高い仰角ほど利得が下がり、近くの高い機体からの反射が弱くなってしまう。
理由から確かめる
- レーダと散乱の基礎ビーム幅・半値角・コセカント2乗特性・レーダーアンテナ
- アンテナの指向性パターンビーム幅・半値角・レーダーアンテナ
- アンテナ利得ビーム幅・半値角