一陸技|無線工学B|過去問
令和8年7月期 A-14
要点(wavelane の要約): 完全反射する大地の上で、直接波と反射波の行路差から位相差を出し、自由空間の値へ干渉係数を掛けて実際の受信電界を求める計算問題。
FB807 A-145点(1問1採点)
原文(公式問題文)
A-14 地上高が30〔m〕のアンテナから周波数300〔MHz〕の電波を送信したとき、送信点から15〔km〕離れた地上高10〔m〕の受信点における電界強度として、最も近いものを下の番号から選べ。ただし、受信点における自由空間電界強度を 500〔μV/m〕とし、大地は完全導体平面でその反射係数を -1 とする。 1 126〔μV/m〕 2 102〔μV/m〕 3 63〔μV/m〕 4 57〔μV/m〕 5 38〔μV/m〕
出典: 令和8年7月期 第一級陸上無線技術士「無線工学B」(FB807)A-14(本試験問題)。公益財団法人日本無線協会
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正答: 1
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wavelane の解説(公式の解説ではありません)
完全導体平面の上の2波モデル。自由空間電界に 2|sin(2πh₁h₂/(λd))| を掛ける。
- 手順1波長を出し、距離を m へそろえる。
- 手順2直接波と大地反射波の行路差による位相項を求める。単位はラジアンである。
- 手順3反射係数 −1 の大地反射との合成を、自由空間電界へ掛ける。
求める値は 126 μV/m。したがって正答は選択肢 1 である。
つまずきやすい点
- sin の中はラジアンである。0.126 を度と読むと桁が3つ変わる。
- 距離は m で代入する。15 のまま入れると位相が1000倍になる。
- この式は電波が地面をかすめるほど遠い場合の近似である。ここは 15 km に対してアンテナ高の和が 40 m なので、十分に成り立つ。
理由から確かめる
この問題の条件で動かす(2波モデル(大地反射))- 2波モデル(大地反射)電界強度・大地反射・通路差・直接波と大地反射波の2波モデル
- ナイフエッジ回折損失電界強度・大地反射・通路差・直接波と大地反射波の2波モデル
- アンテナ・電波測定の基礎電界強度・大地反射・通路差・直接波と大地反射波の2波モデル