一陸技|無線工学B|過去問
令和5年1月期 第1回 A-8
要点(wavelane の要約): 進む波と戻る波の電圧の比から反射係数と定在波比を出し、定在波の谷の位置では線路の値を定在波比で割った純抵抗になることを使って大きさを求める計算問題。FB707 A-6 は定在波比が与えられていたが、この期は2つの電圧から出す段が加わる。
FB501 A-85点(1問1採点)
原文(公式問題文)
A-8 特性インピーダンスが 50〔Ω〕の無損失給電線の受端に接続された負荷への入射波電圧が 60〔V〕、反射波電圧が 40〔V〕であるとき、電圧波節から負荷側を見たインピーダンスの大きさとして、最も近いものを下の番号から選べ。 1 10〔Ω〕 2 20〔Ω〕 3 30〔Ω〕 4 40〔Ω〕 5 50〔Ω〕
出典: 令和5年1月期 第1回 第一級陸上無線技術士「無線工学B」(FB501)A-8(本試験問題)。公益財団法人日本無線協会
解かずに正答と解説を見る
正答: 1
要確認: この正答と解説は、公式解答表との機械的な照合は済んでいますが、人による照合はまだです。 公式と食い違って見えるときは、出典の解答PDFを優先し、サポートからお知らせください。
wavelane の解説(公式の解説ではありません)
入射波と反射波の電圧の比が反射係数で、そこから定在波比が出る。電圧が最小になる位置では、線路の特性インピーダンスを定在波比で割った純抵抗が見える。
- 手順1反射係数の大きさは、反射波電圧を入射波電圧で割ったものである。
- 手順2電圧定在波比を反射係数から求める。
- 手順3電圧波節(最小点)から負荷側を見たインピーダンスは Z₀/S である。
求める値は 10 Ω。したがって正答は選択肢 1 である。
つまずきやすい点
- 電圧波腹(最大点)の Z₀S と取り違えると 250 Ω になり、選択肢に無い値を探して迷う。
- 定在波比を電圧の比 60/40 = 1.5 と読むのは誤り。最大電圧と最小電圧の比は (60+40)/(60−40) である。
理由から確かめる
この問題の条件で動かす(VSWR・反射係数)- VSWR・反射係数特性インピーダンス・入力インピーダンス・反射係数・定在波・電圧定在波比(VSWR)
- アンテナ・電波測定の基礎特性インピーダンス・入力インピーダンス・反射係数・定在波・電圧定在波比(VSWR)
- 給電線と整合回路特性インピーダンス・入力インピーダンス・反射係数・電圧定在波比(VSWR)