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wavelane

一陸技|無線工学B|過去問

令和5年1月期 第1回 A-9

要点(wavelane の要約): 4つの口を持つ導波管の分岐回路について、図の口の番号ごとに入力がどこへ出て、出た2つの波の位相がそろうか逆になるかを並べ、誤りを1つ選ばせる問題。FB807 A-7 と同じ図で、位相の記述が同相か逆相かで入れ替わっている。

FB501 A-95点(1問1採点)

原文(公式問題文)

A-9 次の記述は、図に示すマジック T の基本的な動作について述べたものである。このうち誤っているものを下の番号から選べ。ただし、マジック T の各開口は、整合がとれているものとし、また、導波管内の伝送モードは、TE10 とする。

〔図省略〕の位置 — wavelane による再現図(公式図版ではありません)。図の説明は引用の下にあります。

1 マジック T は、E 分岐と H 分岐を組み合わせた構造になっている。 2 開口 1 からの入力は、開口 2 には出力されない。 3 開口 1 からの入力は、開口 3 と 4 へ出力され、このときの開口 3 と 4 の出力は同相である。 4 開口 2 からの入力は、開口 1 には出力されない。 5 開口 2 からの入力は、開口 3 と 4 へ出力され、このときの開口 3 と 4 の出力は同相である。

〔図省略〕は Wavelane による編集注で、公式図版があった位置を示します。その位置には Wavelane が描いた再現図を差し込んでいます(公式図版ではありません)。図の説明は下の図カードにあります。

Wavelane が原図をもとに描いた模式図(公式図版ではありません)

図の説明(Wavelane 独自・原文には含まれません): マジックTの開口配置。開口3と開口4が一直線に並ぶ主導波管で、開口2は主導波管の上へ立ち上がる分岐、開口1は手前へ伸びる分岐で、2つの分岐は互いに直交する面にある。どちらがE分岐でどちらがH分岐かは図に書いていない。

出典: 令和5年1月期 第1回 第一級陸上無線技術士「無線工学B」(FB501)A-9(本試験問題)。公益財団法人日本無線協会

誤っているものの番号を1つ選ぶ(番号は上の原文の選択肢に対応します)
解かずに正答と解説を見る

正答: 5

要確認: この正答と解説は、公式解答表との機械的な照合は済んでいますが、人による照合はまだです。 公式と食い違って見えるときは、出典の解答PDFを優先し、サポートからお知らせください。

wavelane の解説(公式の解説ではありません)

図の開口2は主導波管の広い壁から立ち上がるE分岐、開口1は側面から出るH分岐である。E分岐から入れた電力は左右へ逆位相で分かれるので、同相とした選択肢5が誤りになる。

  • 選択肢 1— 答えではない

    正しい。マジックTは、主導波管の広い壁に付けた分岐(E分岐)と狭い壁に付けた分岐(H分岐)を同じ位置に重ねた構造である。

  • 選択肢 2— 答えではない

    正しい。H分岐とE分岐の電界は互いに直交するので、一方から入れても他方へは結合しない。

  • 選択肢 3— 答えではない

    正しい。H分岐(開口1)から入れると、電界の向きを保ったまま左右へ分かれるので、開口3と4には同じ位相で出る。

  • 選択肢 4— 答えではない

    正しい。選択肢2と同じ理由で、E分岐からH分岐へは出力されない。

  • 選択肢 5◎ これが答え

    誤り。E分岐(開口2)から入れると、分岐点で電界の向きが左右で反対になり、開口3と4には逆の位相で出る。

正答は選択肢 5 である。

つまずきやすい点

  • どちらの開口がE分岐かを図で先に見分けないと、選択肢3と5のどちらが誤りか決められない。開口の番号は期によって違う。
  • FB807 A-7 は同じ図で、位相の記述が逆相になっていた。同相・逆相の語だけを覚えると取り違える。