一陸技|無線工学B|過去問
令和3年7月期 第2回 A-11
要点(wavelane の要約): 長方形の開口を持つホーンの縦横の寸法と、2つの面それぞれの開口効率の積から実効面積を出し、周波数から求めた波長で G=4πAe/λ² を計算してデシベルに直す問題。FB707 A-10 と同じ解き方で、寸法だけが違う。
FB308 A-115点(1問1採点)
原文(公式問題文)
A-11 開口面の縦及び横の長さがそれぞれ 40〔cm〕及び 83〔cm〕の角錐ホーンアンテナを、周波数 6〔GHz〕で使用したときの絶対利得の値として、最も近いものを下の番号から選べ。ただし、電界(E)面及び磁界(H)面の開口効率を、それぞれ 0.75 及び 0.80 とする。 1 10〔dB〕 2 15〔dB〕 3 20〔dB〕 4 25〔dB〕 5 30〔dB〕
出典: 令和3年7月期 第2回 第一級陸上無線技術士「無線工学B」(FB308)A-11(本試験問題)。公益財団法人日本無線協会
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正答: 5
要確認: この正答と解説は、公式解答表との機械的な照合は済んでいますが、人による照合はまだです。 公式と食い違って見えるときは、出典の解答PDFを優先し、サポートからお知らせください。
wavelane の解説(公式の解説ではありません)
開口面積に2つの面の開口効率の積を掛けると実効面積になる。周波数から波長を出して G = 4πAe/λ² に入れ、デシベルに直す。
- 手順1開口面積を m² で出す。
- 手順2開口効率は2方向の積で、0.75×0.80 = 0.60 になる。実効面積はその分だけ小さい。
- 手順36 GHz の波長は 0.05 m である。利得の式へ入れる。
- 手順4真数でほぼ 1000 なので、デシベルでは 30 dB である。
求める値は 30 dB(選択肢5)。したがって正答は選択肢 5 である。
つまずきやすい点
- 2つの開口効率は掛け合わせる。足すと1を超えてしまい、物理的に意味がない。
- 寸法を cm のまま使うと面積が 10⁴ 倍になる。
- 寸法の 40 cm と 83 cm は、効率 0.6 と 4π を掛けてちょうど 1000 になるように選ばれている。端数が残ったら途中の換算を疑う。
理由から確かめる
- アンテナ方式図鑑アンテナ利得・開口効率・実効面積・ホーンアンテナ・波長と周波数の関係(λ=300/f)
- アンテナ利得アンテナ利得・開口効率・実効面積・ホーンアンテナ・波長と周波数の関係(λ=300/f)
- アンテナ・電波測定の基礎アンテナ利得・開口効率・実効面積・ホーンアンテナ・波長と周波数の関係(λ=300/f)