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wavelane

一陸技|無線工学B|過去問

令和3年1月期 第2回 A-6

要点(wavelane の要約): 同軸ケーブルの特性インピーダンスと、自由空間に対する波の速さの比から、単位長あたりのインダクタンスを求めさせる計算問題。特性インピーダンスと位相速度の2式を組み合わせると、インダクタンスだけが残る。

FB302 A-65点(1問1採点)

原文(公式問題文)

A-6 特性インピーダンスが 50〔Ω〕、電波の伝搬速度が自由空間内の伝搬速度の 0.85 倍である無損失の同軸ケーブルの単位長当りのインダクタンス L の値として、最も近いものを下の番号から選べ。 1 0.01〔μH/m〕 2 0.06〔μH/m〕 3 0.10〔μH/m〕 4 0.15〔μH/m〕 5 0.20〔μH/m〕

出典: 令和3年1月期 第2回 第一級陸上無線技術士「無線工学B」(FB302)A-6(本試験問題)。公益財団法人日本無線協会

最も近い値の番号を1つ選ぶ(番号は上の原文の選択肢に対応します)
解かずに正答と解説を見る

正答: 5

要確認: この正答と解説は、公式解答表との機械的な照合は済んでいますが、人による照合はまだです。 公式と食い違って見えるときは、出典の解答PDFを優先し、サポートからお知らせください。

wavelane の解説(公式の解説ではありません)

無損失線路の特性インピーダンスは単位長のインダクタンスと静電容量の比の平方根、波の速さは積の平方根の逆数である。2つを組み合わせると静電容量が消え、インダクタンスだけが残る。

  1. 手順1線路を伝わる速さは自由空間の 0.85 倍なので、光速に 0.85 を掛けて出す。
  2. 手順2特性インピーダンスと位相速度は、どちらも単位長のインダクタンス L と静電容量 C で書ける。
  3. 手順3特性インピーダンスを速さで割ると、C が約分されて L だけが残る。
  4. 手順4数値を入れて μH/m へ直す。

求める値は 0.196 μH/m(選択肢の 0.20 μH/m)。したがって正答は選択肢 5 である。

つまずきやすい点

  • 特性インピーダンスに速さを掛けると、L ではなく 1/C になる。割るか掛けるかは単位(Ω÷m/s=H/m)で確かめる。
  • 速さに 0.85 を掛け忘れて光速のまま使うと 0.17 μH/m になり、選択肢4の付近へ寄ってしまう。
  • 同じ2式から C=1/(Z₀v) も出る。この問題では使わないが、L と C を取り違えないよう対で覚えておくとよい。