一陸技|無線工学B|過去問
令和3年1月期 第2回 A-5
要点(wavelane の要約): 円形の反射鏡の直径・周波数・開口効率から絶対利得をデシベルで求めさせる計算問題。直径と波長の比で利得を書き、与えられた対数の値でデシベルへ直す。
FB302 A-55点(1問1採点)
原文(公式問題文)
A-5 開口径が 1.5〔m〕の円形パラボラアンテナを周波数 20〔GHz〕で使用するときの絶対利得の値として、最も近いものを下の番号から選べ。ただし、開口効率を 0.6 とし、log10 π = 0.5、log10 6 = 0.78 とする。 1 48〔dB〕 2 51〔dB〕 3 54〔dB〕 4 57〔dB〕 5 60〔dB〕
出典: 令和3年1月期 第2回 第一級陸上無線技術士「無線工学B」(FB302)A-5(本試験問題)。公益財団法人日本無線協会
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正答: 1
要確認: この正答と解説は、公式解答表との機械的な照合は済んでいますが、人による照合はまだです。 公式と食い違って見えるときは、出典の解答PDFを優先し、サポートからお知らせください。
wavelane の解説(公式の解説ではありません)
円形開口の利得は直径と波長の比の2乗に開口効率を掛けた形になる。与えられた対数の値を使えば、真数を経ずにデシベルの足し算で答えが出る。
- 手順1波長を出す。20 GHz は 20,000 MHz なので、試験用の近似で 0.015 m になる。
- 手順2開口面アンテナの利得は 4π と開口効率と開口面積の積を波長の2乗で割った形で、円形開口では直径と波長の比の形にまとまる。比は 1.5/0.015 = 100 である。
- 手順3真数にすると約 5.92×10⁴ である。デシベルへ直すと、10 の 4 乗が 40、円周率の2乗が 10、0.6 が 7.8 − 10 = −2.2 になり、合計で約 48 になる。真数からそのまま計算すると 47.7 である。
求める値は 47.7 dB(選択肢の 48 dB)。したがって正答は選択肢 1 である。
つまずきやすい点
- 開口径は直径である。半径として扱うと比が半分になり、利得が 6 デシベル低く出る。
- 開口効率はデシベルでは引き算になる。0.6 を 6 の 10 分の 1 と見ると、与えられた対数がそのまま使える。
- 周波数を GHz のまま 300 で割らない。MHz へ直してから割る。