一陸技|無線工学B|過去問
令和2年11月臨時 第2回 A-4
要点(wavelane の要約): 半波長ダイポール基準のデシベル値で与えた利得を、等方性基準の真数へ直してから、波長の2乗との関係で実効面積を出させる問題。基準の換算に半波長ダイポールの絶対利得を掛け忘れないことが分かれ目になる。
FB212 A-45点(1問1採点)
原文(公式問題文)
A-4 自由空間において、周波数 800〔MHz〕で半波長ダイポールアンテナに対する相対利得 20〔dB〕のアンテナを用いるとき、このアンテナの実効面積の値として、最も近いものを下の番号から選べ。 1 1.8〔m²〕 2 2.6〔m²〕 3 3.6〔m²〕 4 5.2〔m²〕 5 6.9〔m²〕
出典: 令和2年11月臨時 第2回 第一級陸上無線技術士「無線工学B」(FB212)A-4(本試験問題)。公益財団法人日本無線協会
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正答: 1
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wavelane の解説(公式の解説ではありません)
半波長ダイポールを基準にしたデシベル値を、等方性基準の真数に直してから、実効面積の式に入れる。基準の差は真数で 1.64 倍である。
- 手順1波長を出す。800 MHz では 0.375 m である。
- 手順2相対利得 20 dB は真数で 100 倍。等方性基準へ直すには、半波長ダイポールの絶対利得 1.64 を掛ける。
- 手順3実効面積は、絶対利得と波長の2乗の積を 4π で割った値である。
求める値は 1.8 m²。したがって正答は選択肢 1 である。
つまずきやすい点
- 1.64 を掛けずに 100 のまま入れると約 1.1 m² になり、選択肢に無い値になる。逆に 1.64 で割ると、さらに小さくなる。
- 実効面積の式は等方性基準の利得と組む。相対利得をそのまま使うのは基準の取り違えである。