一陸技|無線工学B|過去問
令和2年11月臨時 第2回 A-3
要点(wavelane の要約): 短い線状アンテナを微小ダイポールとみなし、与えられた放射電力の式を電流の2乗で割って放射抵抗を出させる問題。式中の長さへ実効長を当てること、周波数から波長を出してから比を2乗することが分かれ目になる。
FB212 A-35点(1問1採点)
原文(公式問題文)
A-3 実効長 1〔m〕の直線状アンテナを周波数 20〔MHz〕で用いたとき、このアンテナの放射抵抗の値として、最も近いものを下の番号から選べ。ただし、微小ダイポールの放射電力 P は、ダイポールの長さを l〔m〕、波長を λ〔m〕及び流れる電流を I〔A〕とすれば、次式で表されるものとする。 P = 80(πIl/λ)²〔W〕 1 36.5〔Ω〕 2 21.5〔Ω〕 3 16.0〔Ω〕 4 8.0〔Ω〕 5 3.5〔Ω〕
出典: 令和2年11月臨時 第2回 第一級陸上無線技術士「無線工学B」(FB212)A-3(本試験問題)。公益財団法人日本無線協会
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正答: 5
要確認: この正答と解説は、公式解答表との機械的な照合は済んでいますが、人による照合はまだです。 公式と食い違って見えるときは、出典の解答PDFを優先し、サポートからお知らせください。
wavelane の解説(公式の解説ではありません)
短いアンテナを微小ダイポールとみなし、放射電力を電流の2乗で割って放射抵抗を出す。式中の長さには実効長を当てる。
- 手順1波長を出す。20 MHz では 15 m である。
- 手順2放射抵抗は、同じ電流でその電力を消費する抵抗の値である。放射電力を電流の2乗で割ると、電流が消える。
- 手順3実効長 1 m を l に入れる。π² はおよそ 9.87 である。
求める値は 3.5 Ω。したがって正答は選択肢 5 である。
つまずきやすい点
- l/λ の2乗を忘れて 1/15 のまま掛けると約 53 Ω になり、どの選択肢にも合わない。
- π を2乗せずに掛けると約 1.1 Ω になる。式の括弧の中に π が入っていることを見落とさない。
理由から確かめる
- アンテナ方式図鑑実効長・微小ダイポール・放射抵抗・波長と周波数の関係(λ=300/f)
- アンテナの基礎実効長・放射抵抗・波長と周波数の関係(λ=300/f)
- アンテナ・電波測定の基礎微小ダイポール・放射抵抗・波長と周波数の関係(λ=300/f)