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wavelane

一陸技|無線工学B|過去問

平成30年7月期 A-9

要点(wavelane の要約): 導波管を十字に組んだ4開口の分岐回路の図を見て、どの開口からの入力がどこへ同相・逆相で分かれ、どこへは出ないかを述べた5つの記述から誤りを選ばせる問題。図の上に立つ開口と手前の開口のどちらがE面側かを読み取る必要がある。

FB007 A-95点(1問1採点)

原文(公式問題文)

A-9 次の記述は、図に示すマジック T の基本的な動作について述べたものである。このうち誤っているものを下の番号から選べ。ただし、マジック T の各開口は、整合がとれているものとし、また、導波管内の伝送モードは、TE10 とする。 1 マジック T は、E 分岐と H 分岐を組み合わせた構造になっている。 2 開口 1 からの入力は、開口 3 と 4 へ出力され、このときの開口 3 と 4 の出力は同相である。 3 開口 1 からの入力は、開口 2 には出力されない。 4 開口 2 からの入力は、開口 3 と 4 へ出力され、このときの開口 3 と 4 の出力は同相である。 5 開口 2 からの入力は、開口 1 には出力されない。

〔図省略〕の位置 — wavelane による再現図(公式図版ではありません)。図の説明は引用の下にあります。

〔図省略〕は Wavelane による編集注で、公式図版があった位置を示します。その位置には Wavelane が描いた再現図を差し込んでいます(公式図版ではありません)。図の説明は下の図カードにあります。

Wavelane が原図をもとに描いた模式図(公式図版ではありません)

図の説明(Wavelane 独自・原文には含まれません): マジックTの開口配置。開口3と開口4が一直線に並ぶ主導波管で、開口1と開口2はその主導波管から互いに直交する面で分岐している。原図では開口2の腕が主導波管の上に立ち、開口1の腕が手前へ水平に伸びている。どちらがE分岐でどちらがH分岐かは図に書いていない。

出典: 平成30年7月期 第一級陸上無線技術士「無線工学B」(FB007)A-9(本試験問題)。公益財団法人日本無線協会

誤っているものの番号を1つ選ぶ(番号は上の原文の選択肢に対応します)
解かずに正答と解説を見る

正答: 4

要確認: この正答と解説は、公式解答表との機械的な照合は済んでいますが、人による照合はまだです。 公式と食い違って見えるときは、出典の解答PDFを優先し、サポートからお知らせください。

wavelane の解説(公式の解説ではありません)

マジックTの動作を問う誤り選択。E分岐の腕から入れると左右の2口へ逆相、H分岐の腕から入れると同相で出る。図で上に立つ開口2がE分岐なので、同相とした記述4が誤り。

  • 選択肢 1— 答えではない

    主導波管にE面で分かれる腕とH面で分かれる腕を1つずつ付けた構造で、正しい。

  • 選択肢 2— 答えではない

    図で手前へ水平に伸びる開口1はH分岐にあたる。H分岐から入れた電力は左右の開口3・4へ同じ位相で半分ずつ出るので、正しい。

  • 選択肢 3— 答えではない

    E分岐とH分岐の2つの腕は互いに直交する電界を持つので結合しない。整合がとれていれば、開口1の入力は開口2へ出ない。正しい。

  • 選択肢 4◎ これが答え

    誤っている。図で主導波管の上に立つ開口2はE分岐にあたり、ここから入れた電力は開口3・4へ互いに逆の位相で出る。同相とした点が誤り。

  • 選択肢 5— 答えではない

    記述3の向きを逆にしたもので、2つの分岐の間の絶縁はどちら向きにも成り立つ。正しい。

正答は選択肢 4 である。

つまずきやすい点

  • FB807 A-7 は開口1・2の両方を逆相とする記述があり、開口1の側が誤りだった。どちらの腕がE分岐かは、主導波管の広い面(E面)に立つ腕かどうかで見分ける。
  • E分岐は差、H分岐は和をとる腕と覚えると、逆相・同相の対応を取り違えにくい。