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wavelane

一陸技|無線工学B|過去問

平成30年7月期 A-8

要点(wavelane の要約): 同軸線路と平行平板線路の特性インピーダンスを等しくおき、同軸の内外径の比から平板の厚さと幅の比を出させる問題。同軸の式の自然対数を常用対数に直す係数と、比が4なので log10 2 だけで済む点が要になる。FB508 A-7 と同形で比の値が違う。

FB007 A-85点(1問1採点)

原文(公式問題文)

A-8 図 1 は同軸線路の断面図であり、図 2 は平行平板線路の断面図である。これら二つの線路の特性インピーダンスが等しく、同軸線路の外部導体の内径 b〔m〕と内部導体の外径 a〔m〕との比(b/a)の値が 4 であるときの平行平板線路の誘電体の厚さ d〔m〕と導体の幅 W〔m〕との比(d/W)の値として、最も近いものを下の番号から選べ。ただし、両線路とも無損失であり、誘電体は同一とする。また、誘電体の比誘電率を εr とし、自由空間の固有インピーダンスを Z0〔Ω〕とすると、平行平板線路の特性インピーダンス Zp〔Ω〕は、Zp = (Z0/√εr) × (d/W) で表され、log10 2 = 0.3 とする。 1 0.22 2 0.26 3 0.30 4 0.34 5 0.38

〔図省略〕の位置 — wavelane による再現図(公式図版ではありません)。図の説明は引用の下にあります。

〔図省略〕は Wavelane による編集注で、公式図版があった位置を示します。その位置には Wavelane が描いた再現図を差し込んでいます(公式図版ではありません)。図の説明は下の図カードにあります。

Wavelane が原図をもとに描いた模式図(公式図版ではありません)

図の説明(Wavelane 独自・原文には含まれません): 2つの線路の断面。図1は同軸線路で、中心の内部導体(外径 a)を誘電体が取り巻き、その外側を外部導体(内径 b)が囲む。図2は平行平板線路で、厚さ d の誘電体の上下の面に幅 W の導体が1枚ずつ貼られている。

出典: 平成30年7月期 第一級陸上無線技術士「無線工学B」(FB007)A-8(本試験問題)。公益財団法人日本無線協会

最も近い値の番号を1つ選ぶ(番号は上の原文の選択肢に対応します)
解かずに正答と解説を見る

正答: 1

要確認: この正答と解説は、公式解答表との機械的な照合は済んでいますが、人による照合はまだです。 公式と食い違って見えるときは、出典の解答PDFを優先し、サポートからお知らせください。

wavelane の解説(公式の解説ではありません)

同軸線路の特性インピーダンス (138/√εr)log₁₀(b/a) と、平行平板線路の (Z₀/√εr)(d/W) を等しくおく。比誘電率は両辺で消え、b/a = 4 なので log₁₀4 = 0.6 だけで済む。

  1. 手順1同軸線路の特性インピーダンスは、自然対数の 60 ln を常用対数に直した 138 log₁₀ の形で書ける。b/a = 4 なので log₁₀4 = 2×0.3 = 0.6 である。
  2. 手順2自由空間の固有インピーダンスは Z₀ = 120π ≒ 377 Ω である。2つの特性インピーダンスを等しくおくと、√εr は両辺で消える。
  3. 手順3d/W について解く。

求める値は 約0.22(選択肢1)。したがって正答は選択肢 1 である。

つまずきやすい点

  • 同軸の式に自然対数のまま log₁₀ を使って 60log₁₀4 とすると 36 Ω になり、比は 0.096 と選択肢に無い値になる。60 は ln に付く係数で、常用対数なら 138 に変わる。
  • FB508 A-7 は b/a = 6 で答えが 0.29 だった。数字の違う同形問題なので、比の値から計算し直す。