一陸技|無線工学B|過去問
平成30年7月期 A-6
要点(wavelane の要約): 損失の無い線路で定在波比が分かっているとき、電圧が最も小さくなる点から負荷を見たインピーダンスが純抵抗で特性インピーダンスの定在波比分の1になることを使って、その値を出させる問題。
FB007 A-65点(1問1採点)
原文(公式問題文)
A-6 無損失給電線上の電圧定在波比が 1.25 のとき、電圧波節点から負荷側を見たインピーダンスの値として、最も近いものを下の番号から選べ。ただし、給電線の特性インピーダンスは 75〔Ω〕とする。 1 36〔Ω〕 2 50〔Ω〕 3 60〔Ω〕 4 75〔Ω〕 5 94〔Ω〕
出典: 平成30年7月期 第一級陸上無線技術士「無線工学B」(FB007)A-6(本試験問題)。公益財団法人日本無線協会
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正答: 3
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wavelane の解説(公式の解説ではありません)
損失の無い線路では、電圧が最小になる点から負荷側を見ると純抵抗で、その値は特性インピーダンスを定在波比で割ったものになる。電圧が最大になる点なら掛けたものになる。
- 手順1電圧の最小点では電流が最大になるので、そこから見たインピーダンスは純抵抗で、電圧と電流の比が最も小さい。定在波比を S とするとその値は Z₀/S である。
- 手順2Z₀ = 75 Ω、S = 1.25 を入れる。
求める値は 60 Ω(選択肢3)。したがって正答は選択肢 3 である。
つまずきやすい点
- 電圧の最大点(波腹)と取り違えると 75×1.25 ≒ 94 Ω(選択肢5)を選んでしまう。波節は電圧が小さい点なので、インピーダンスも Z₀ より小さい側になる。
- 定在波比が1に近いのでつい Z₀ そのもの(選択肢4)を選びたくなるが、1.25 なら 20 % のずれがはっきり出る。
理由から確かめる
この問題の条件で動かす(VSWR・反射係数)- VSWR・反射係数特性インピーダンス・入力インピーダンス・定在波・電圧定在波比(VSWR)
- アンテナ・電波測定の基礎特性インピーダンス・入力インピーダンス・定在波・電圧定在波比(VSWR)
- 給電線と整合回路特性インピーダンス・入力インピーダンス・電圧定在波比(VSWR)