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wavelane

一陸技|無線工学B|過去問

平成29年1月期 A-10

要点(wavelane の要約): 直角に開いた2枚の反射板と鏡像の数、接地形の素子の地線の働き、円錐と円板を組み合わせた素子の帯域、円形の反射鏡の半値幅と波長・口径の関係、二枚の鏡を使う形式の副鏡の曲面を並べ、誤りを1つ選ばせる問題。

FB901 A-105点(1問1採点)

原文(公式問題文)

A-10 次の記述は、各種アンテナの特徴について述べたものである。このうち誤っているものを下の番号から選べ。 1 頂角が90度のコーナレフレクタアンテナの指向特性は、励振素子と2枚の反射板による2個の影像アンテナから放射される3波の合成波として求められる。 2 ブラウンアンテナの1/4波長の導線からなる地線は、同軸ケーブルの外部導体に漏れ電流が流れ出すのを防ぐ働きをする。 3 ディスコーンアンテナは、スリーブアンテナに比べて広帯域なアンテナである。 4 円形パラボラアンテナの半値幅は、波長に比例し、開口径に反比例する。 5 カセグレンアンテナの副反射鏡は、回転双曲面である。

出典: 平成29年1月期 第一級陸上無線技術士「無線工学B」(FB901)A-10(本試験問題)。公益財団法人日本無線協会

誤っているものの番号を1つ選ぶ(番号は上の原文の選択肢に対応します)
解かずに正答と解説を見る

正答: 1

要確認: この正答と解説は、公式解答表との機械的な照合は済んでいますが、人による照合はまだです。 公式と食い違って見えるときは、出典の解答PDFを優先し、サポートからお知らせください。

wavelane の解説(公式の解説ではありません)

開き角90°のコーナレフレクタでは、2枚の板が作る影像は3個で、実素子と合わせて4波の合成になる。影像2個・3波とした選択肢1が誤りである。

  • 選択肢 1◎ これが答え

    誤っている。直角に開いた2枚の板では、板ごとの影像2個に加え、影像どうしがもう一度映り合った影像が1個でき、計3個になる。指向性は実素子を含めた4波の合成で求める。

  • 選択肢 2— 答えではない

    正しい。根元から張った1/4波長の地線が、同軸の外部導体の外側へ高周波電流が回り込むのを抑え、給電線からの不要な放射を防ぐ。

  • 選択肢 3— 答えではない

    正しい。円錐と円板を組み合わせたディスコーンは、スリーブアンテナよりさらに広い帯域で使える。

  • 選択肢 4— 答えではない

    正しい。円形の開口の半値幅はおよそ 70λ/D 度で、波長に比例し開口径に反比例する。

  • 選択肢 5— 答えではない

    正しい。カセグレンの副鏡は凸の回転双曲面である。回転楕円面の副鏡を使うのはグレゴリアンである。

正答は選択肢 1 である。

つまずきやすい点

  • 影像の数は 360°/開き角 − 1 で数える。90°なら3個、60°なら5個である。
  • カセグレン(双曲面)とグレゴリアン(楕円面)の副鏡の取り違えも定番の誤り記述である。