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wavelane

一陸技|無線工学B|過去問

令和8年1月期 A-11

要点(wavelane の要約): 素子長と頂点からの距離が一定比で並ぶ広帯域アンテナについて、図の矢印が示す主放射方向、給電位相、使用できる周波数範囲の記述から誤りを選ばせる問題。

FB801 A-115点(1問1採点)

原文(公式問題文)

A-11 次の記述は、図に示す対数周期ダイポールアレーアンテナの一般的特徴について述べたものである。このうち誤っているものを下の番号から選べ。

〔図省略〕の位置 — wavelane による再現図(公式図版ではありません)。図の説明は引用の下にあります。

1 隣り合う素子の長さの比 ln+1/ln と隣り合う素子の頂点 O からの距離の比 xn+1/xn は等しい。 2 主放射の方向は矢印アの方向である。 3 素子にはダイポールアンテナが用いられ、隣接するダイポールアンテナごとに逆位相で給電する。 4 八木・宇田アンテナに比べて使用可能な周波数範囲が狭い。 5 使用可能な周波数範囲は、最も長い素子と最も短い素子によって決まる。

〔図省略〕は Wavelane による編集注で、公式図版があった位置を示します。その位置には Wavelane が描いた再現図を差し込んでいます(公式図版ではありません)。図の説明は下の図カードにあります。

Wavelane が原図をもとに描いた模式図(公式図版ではありません)

図の説明(Wavelane 独自・原文には含まれません): 対数周期ダイポールアレーアンテナ。頂点Oから遠い素子ほど長く、素子は2本の給電線へ互い違いに接続されている。頂点Oからの距離xₙ・xₙ₊₁・x₁と素子長lₙ・lₙ₊₁・l₁が記入され、中心軸の左端に矢印ア、右端に矢印イが同じ太さで描かれている。

出典: 令和8年1月期 第一級陸上無線技術士「無線工学B」(FB801)A-11(本試験問題)。公益財団法人日本無線協会

誤っているものの番号を1つ選ぶ(番号は上の原文の選択肢に対応します)
解かずに正答と解説を見る

正答: 4

要確認: この正答と解説は、公式解答表との機械的な照合は済んでいますが、人による照合はまだです。 公式と食い違って見えるときは、出典の解答PDFを優先し、サポートからお知らせください。

wavelane の解説(公式の解説ではありません)

対数周期ダイポールアレーの特徴を問う正誤問題。この方式の売りが広帯域であることを押さえていれば決まる。

  • 選択肢 1— 答えではない

    素子長の比と頂点からの距離の比が共通の値になっているのが、この構造の定義である。正しい。

  • 選択肢 2— 答えではない

    放射は短い素子の側、つまり頂点のある向きへ出る。図では左向きの矢印がそれにあたり、正しい。

  • 選択肢 3— 答えではない

    2本の給電線へ素子を互い違いに接続するので、隣り合う素子は180度ずれた位相で励振される。正しい。

  • 選択肢 4◎ これが答え

    対数周期アレーは、使う周波数に応じて共振する素子が入れ替わることで広い帯域をまかなう方式である。八木・宇田より帯域は広いので、狭いとするこの記述が誤り。

  • 選択肢 5— 答えではない

    低い側の限界を最も長い素子が、高い側の限界を最も短い素子が決める。正しい。

正答は選択肢 4 である。

つまずきやすい点

  • 八木・宇田アンテナは特定の周波数へ寸法を合わせる方式なので狭帯域、対数周期アレーは広帯域。どちらが広いかを逆に覚えない。
  • 放射方向は素子が短くなっていく側である。長い素子の側へ出ると考えないこと。
  • アンテナ方式図鑑アンテナの帯域幅・比帯域幅・入力インピーダンス・対数周期ダイポールアレーアンテナ
  • アンテナの基礎アンテナの帯域幅・比帯域幅・入力インピーダンス・対数周期ダイポールアレーアンテナ
  • 実用アンテナの構造アンテナの帯域幅・比帯域幅・入力インピーダンス