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wavelane

一陸技|無線工学B|過去問

令和5年7月期 第2回 A-10

要点(wavelane の要約): 縦に重ねた素子の給電の位相、角度を付けた2枚の反射板と鏡像の数、周期構造の素子の帯域、折り返した素子の受信電圧、地線を持つ接地形の素子の寸法と接続を並べ、正しい1つを選ばせる問題。

FB508 A-105点(1問1採点)

原文(公式問題文)

A-10 次の記述は、各種アンテナの特徴などについて述べたものである。このうち正しいものを下の番号から選べ。 1 半波長ダイポールアンテナを垂直方向の一直線上に等間隔に多段接続した構造のコーリニアアレーアンテナは、隣り合う各放射素子を互いに同振幅、逆位相で励振する。 2 頂角が 60 度のコーナレフレクタアンテナの指向特性は、励振素子と 2 枚の反射板による 5 個の影像アンテナから放射される 6 波の合成波として求められる。 3 対数周期ダイポールアレーアンテナは、半波長ダイポールアンテナに比べて狭帯域なアンテナである。 4 素子の太さが同じ二線式折返し半波長ダイポールアンテナの受信開放電圧は、同じ太さの半波長ダイポールアンテナの受信開放電圧と同じである。 5 ブラウンアンテナの放射素子と地線の長さは共に約 1/2 波長であり、地線は同軸給電線の外部導体と接続されている。

出典: 令和5年7月期 第2回 第一級陸上無線技術士「無線工学B」(FB508)A-10(本試験問題)。公益財団法人日本無線協会

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正答: 2

要確認: この正答と解説は、公式解答表との機械的な照合は済んでいますが、人による照合はまだです。 公式と食い違って見えるときは、出典の解答PDFを優先し、サポートからお知らせください。

wavelane の解説(公式の解説ではありません)

よく出るアンテナ5種の要点を並べ、正しい1つを選ぶ問題。コーナレフレクタで頂角から影像の数を数える手順が要になる。

  • 選択肢 1— 答えではない

    誤っている。縦に並べた素子の電波を水平方向で強め合わせるため、各素子は同振幅・同位相で励振する。逆位相にすると水平方向で打ち消し合ってしまう。

  • 選択肢 2◎ これが答え

    正しい。2枚の反射板が作る角の中に素子を置くと、反射板を鏡として影像が並ぶ。頂角 60 度なら 360 を 60 で割った6か所に波源ができ、そのうち1つが実物の素子なので影像は5個である。6波の合成として指向性を求められる。

  • 選択肢 3— 答えではない

    誤っている。素子の長さと間隔を一定の比で並べた対数周期ダイポールアレーは、周波数が変わっても働く素子の位置がずれるだけで特性がほぼ保たれる、広帯域なアンテナである。

  • 選択肢 4— 答えではない

    誤っている。二線式の折返しダイポールでは2本の素子に同じ向きの電流が流れるので、実効長が半波長ダイポールの2倍になり、受信開放電圧も2倍になる。

  • 選択肢 5— 答えではない

    誤っている。ブラウンアンテナの放射素子と地線は、どちらも約1/4波長である。地線を同軸の外部導体へつなぐ点は正しいが、長さが違う。

正答は選択肢 2 である。

つまずきやすい点

  • コーナレフレクタの影像の数は、360 度を頂角で割った数から実物の1を引く。90 度なら3個、60 度なら5個である。
  • 折返しダイポールの「2倍」は実効長と受信開放電圧、「4倍」は入力インピーダンスである。
  • アンテナ方式図鑑配列指向係数(アレーファクタ)・コーナレフレクタアンテナ・折返しダイポールアンテナ・イメージ(影像)効果・対数周期ダイポールアレーアンテナ・1/4波長接地アンテナ
  • アンテナの基礎イメージ(影像)効果・対数周期ダイポールアレーアンテナ・1/4波長接地アンテナ
  • 実用アンテナの構造配列指向係数(アレーファクタ)・折返しダイポールアンテナ・1/4波長接地アンテナ