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wavelane

一陸技|無線工学B|過去問

令和5年7月期 第1回 B-5

要点(wavelane の要約): 電波を反射させずに吸わせる材料について、使われる材料の種類、真正面での性能を斜めの入射へ広げられるか、どの偏波にも一様にするのが易しいか、形状や多層化による改善、2種類の材料の組合せによる広帯域化を、記述ごとに正誤で答えさせる問題。FB707 A-19 と同じ論点を正誤形式で問う。

FB507 B-55点(ア〜オ 各1点)

原文(公式問題文)

B-5 次の記述は、電波吸収体について述べたものである。このうち正しいものを 1、誤っているものを 2 として解答せよ。 ア 電波吸収体には導電性材料、誘電性材料及び磁性材料が使われている。 イ 垂直方向からの入射波に対してほとんど反射が無い良好な電波吸収体は、あらゆる入射角度に対しても良好な吸収特性を示す。 ウ 一般に、あらゆる偏波の入射波に対して一様な吸収特性を持たせることは容易である。 エ 一般に、誘電性材料による電波吸収体は、表面をくさび形にしたり、あるいは吸収量の異なる材料を多層構造にしたりして、吸収特性を良くしたものが多い。 オ 誘電性材料と磁性材料を組み合わせることにより、広い周波数帯域で良好な吸収特性を持つ電波吸収体を構成することができる。

出典: 令和5年7月期 第1回 第一級陸上無線技術士「無線工学B」(FB507)B-5(本試験問題)。公益財団法人日本無線協会

ア〜オそれぞれについて、正しいものを1・誤っているものを2として選ぶ
ア
イ
ウ
エ
オ
解かずに正答と解説を見る

正答: ア 1/イ 2/ウ 2/エ 1/オ 1

要確認: この正答と解説は、公式解答表との機械的な照合は済んでいますが、人による照合はまだです。 公式と食い違って見えるときは、出典の解答PDFを優先し、サポートからお知らせください。

wavelane の解説(公式の解説ではありません)

電波吸収体は導電性・誘電性・磁性の材料を使い分け、形状や多層化、材料の組合せで特性を広げる。ただし正面での性能がそのまま斜めや別の偏波へ広がるわけではない。

ア: 解答 1(正しい)
正しい。電流で損失を生む導電性、分極の損失を使う誘電性、磁化の損失を使う磁性の3系統の材料が使われる。
イ: 解答 2(誤っている)
誤り。反射の少なさは入射角で変わる。真正面で反射がほとんど無くても、斜めに入射すると反射が増えることが多い。
ウ: 解答 2(誤っている)
誤り。斜め入射では偏波によって境界での反射の仕方が違うので、どの偏波にも同じ吸収特性を持たせるのは難しい。容易とした点が誤りである。
エ: 解答 1(正しい)
正しい。くさび形にして表面の特性を徐々に変えたり、損失の違う層を重ねたりして、反射を抑えつつ吸収を高めるのが一般的である。
オ: 解答 1(正しい)
正しい。誘電性材料と磁性材料はそれぞれ得意な周波数が違うので、組み合わせると広い帯域で吸収できる。

ア〜オの解答は 1・2・2・1・1 である。

つまずきやすい点

  • 「垂直入射で良ければ斜め入射でも良い」は誤りの定番。入射角特性は別に評価する。
  • 偏波の一様性は「容易」ではなく「難しい」。FB707 A-19 でも同じ論点が誤り選択で出ている。