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wavelane

一陸技|無線工学B|過去問

令和5年1月期 第1回 A-15

要点(wavelane の要約): 外から入ってくる雑音を、雷に由来するもの、電離圏で生じるもの、銀河から来るもの、太陽から来るものに分けて5つ並べ、中緯度で雷の雑音が昼と夜のどちらで強くなるかを逆に述べた記述を選ばせる問題。

FB501 A-155点(1問1採点)

原文(公式問題文)

A-15 次の記述は、電波雑音について述べたものである。このうち誤っているものを下の番号から選べ。 1 空電雑音は、雷放電によって発生する衝撃性雑音であり、遠距離の無数の地点で発生する個々の衝撃性雑音電波が電離層伝搬によって到来し、これらの雑音が重なりあって連続性雑音となる。 2 空電雑音のレベルは、熱帯地域では一般に雷が多く発生するので終日高いが、中緯度域では遠雷による空電雑音が主体となるので、夜間は D 層による吸収を受けて低く、日中は D 層の消滅に伴い高くなる。 3 電離圏雑音には、超長波(VLF)帯で発生する連続性の雑音や、継続時間の短い散発性の雑音などがある。 4 太陽以外の恒星から発生する雑音は宇宙雑音といい、銀河の中心方向から到来する雑音が強い。 5 静止衛星からの電波を受信する際、春分及び秋分の前後数日間、地球局の受信アンテナの主ビームが太陽に向くときがあり、このときの強い太陽雑音により受信機出力の信号対雑音比(S/N)が低下したりすることがある。

出典: 令和5年1月期 第1回 第一級陸上無線技術士「無線工学B」(FB501)A-15(本試験問題)。公益財団法人日本無線協会

誤っているものの番号を1つ選ぶ(番号は上の原文の選択肢に対応します)
解かずに正答と解説を見る

正答: 2

要確認: この正答と解説は、公式解答表との機械的な照合は済んでいますが、人による照合はまだです。 公式と食い違って見えるときは、出典の解答PDFを優先し、サポートからお知らせください。

wavelane の解説(公式の解説ではありません)

中緯度の空電は遠くの雷から電離層を経て届くので、日中はD層に吸われて弱く、D層が消える夜間に強くなる。選択肢2は昼と夜を逆に述べている。

  • 選択肢 1— 答えではない

    正しい。1回1回の雷放電は衝撃的な雑音だが、遠方の多数の雷から電離層伝搬で届いたものが重なると、途切れの少ない雑音になる。

  • 選択肢 2◎ これが答え

    誤り。D層は日中に現れて夜間に消える。遠方からの空電は日中にD層で吸収されて低くなり、夜間に高くなる。昼夜の向きが逆である。

  • 選択肢 3— 答えではない

    正しい。電離圏そのものから出る雑音には、超長波帯の連続的なものと、短時間だけ現れる散発的なものがある。

  • 選択肢 4— 答えではない

    正しい。太陽以外の天体から届く雑音を宇宙雑音と呼び、星の多い銀河中心の方向から来るものが最も強い。

  • 選択肢 5— 答えではない

    正しい。春分・秋分の前後には、静止衛星と太陽が地球局から見てほぼ同じ方向に並ぶ時刻があり、太陽雑音が主ビームに入って S/N が下がる。

正答は選択肢 2 である。

つまずきやすい点

  • D層は太陽の光で電離が保たれる層で、夜には消える。日中に消えると覚えると選択肢2を正しいと読んでしまう。
  • 熱帯は雷そのものが多いので終日高い、という前半は正しい。誤りは中緯度の昼夜の向きだけである。