一陸技|無線工学B|過去問
令和5年1月期 第1回 A-3
要点(wavelane の要約): 直交する2面のビームの半値幅を度からラジアンへ直し、全方向の立体角をその積で割る近似式へ入れて真数を出し、デシベルへ換算する計算問題。FB607 A-3 と同じ型で、磁界面の幅と選択肢が違う。
FB501 A-35点(1問1採点)
原文(公式問題文)
A-3 電界面内の電力半値幅が 3.9 度、磁界面内の電力半値幅が 2.6 度のビームを持つアンテナの指向性利得 Gd〔dB〕の値として、最も近いものを下の番号から選べ。ただし、アンテナからの全電力は、電界面内及び磁界面内の電力半値幅 θE〔rad〕及び θH〔rad〕内に一様に放射されているものとし、指向性利得 Gd (真数)は、次式で与えられるものとする。 ただし、log10 2 = 0.3 とする。 Gd ≒ 4π/(θEθH) 1 36〔dB〕 2 42〔dB〕 3 48〔dB〕 4 54〔dB〕 5 60〔dB〕
出典: 令和5年1月期 第1回 第一級陸上無線技術士「無線工学B」(FB501)A-3(本試験問題)。公益財団法人日本無線協会
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正答: 1
要確認: この正答と解説は、公式解答表との機械的な照合は済んでいますが、人による照合はまだです。 公式と食い違って見えるときは、出典の解答PDFを優先し、サポートからお知らせください。
wavelane の解説(公式の解説ではありません)
半値幅を度からラジアンへ直して近似式へ入れると、真数はおよそ4000になる。4×10³ をデシベルにすれば答えが出る。
- 手順11 rad は 180/π 度なので、2つの半値幅を度のまま使うと、式の分母に (π/180)² が掛かる。分母と分子の π を1つ約分して整理する。
- 手順2数値を入れると真数はおよそ4070で、4×10³ とみなせる。
- 手順34 = 2² と与えられた log10 2 = 0.3 を使ってデシベルへ直す。
求める値は 36 dB。したがって正答は選択肢 1 である。
つまずきやすい点
- 度のまま掛け算して 4π/10.14 とすると真数が1を少し超えるだけになる。ラジアンへの換算を忘れない。
- FB607 A-3 とは磁界面の幅が違う。幅が半分になれば真数は2倍、つまり3 dB 上がる。
理由から確かめる
- アンテナの指向性パターンアンテナ利得・ビーム幅・半値角・デシベルの定義と使い分け
- アンテナ利得アンテナ利得・ビーム幅・半値角・デシベルの定義と使い分け
- アンテナ方式図鑑アンテナ利得・ビーム幅・半値角・デシベルの定義と使い分け