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wavelane

一陸技|無線工学B|過去問

令和4年7月期 第1回 A-14

要点(wavelane の要約): 見通し路を包む回転楕円体の断面の半径を、送信点からの距離と全長の比で書いた式を選び、その式へ周波数・位置・半径を入れて送受信点間の距離を逆算させる、式と数値の2段構えの問題。

FB407 A-145点(1問1採点)

原文(公式問題文)

A-14 次の記述は、図に示す第 1 フレネルゾーンについて述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。 (1) 送信点 T から受信点 R 方向に測った距離 d〔m〕の地点における第 1 フレネルゾーンの回転楕円体の断面の半径 r〔m〕は、送受信点間の距離を D〔m〕、波長を λ〔m〕とすれば、次式で与えられる。  r = [ A ]〔m〕 (2) 周波数が 10〔GHz〕、d が 15〔km〕の地点での r が 15〔m〕となるとき、送受信点間の距離 D は約 [ B ]〔km〕である。

〔図省略〕の位置 — wavelane による再現図(公式図版ではありません)。図の説明は引用の下にあります。

A           B 1 √(λd(D/d − 1))    6 2 √(λd(D/d − 1))    12 3 √(λd(D/d − 1))    18 4 √(λd(1 − d/D))    24 5 √(λd(1 − d/D))    30

〔図省略〕は Wavelane による編集注で、公式図版があった位置を示します。その位置には Wavelane が描いた再現図を差し込んでいます(公式図版ではありません)。図の説明は下の図カードにあります。

Wavelane が原図をもとに描いた模式図(公式図版ではありません)

図の説明(Wavelane 独自・原文には含まれません): 第1フレネルゾーン。送信点Tと受信点Rを結ぶ直線を軸とする回転楕円体で、Tから測った距離dの地点における断面の半径がr、T-R間の距離がDである。半径は中央で最大になる。

出典: 令和4年7月期 第1回 第一級陸上無線技術士「無線工学B」(FB407)A-14(本試験問題)。公益財団法人日本無線協会

正しい組合せの番号を1つ選ぶ(番号は上の原文の選択肢に対応します)
解かずに正答と解説を見る

正答: 5

要確認: この正答と解説は、公式解答表との機械的な照合は済んでいますが、人による照合はまだです。 公式と食い違って見えるときは、出典の解答PDFを優先し、サポートからお知らせください。

wavelane の解説(公式の解説ではありません)

第1フレネルゾーンの半径は √(λd(1−d/D))。10 GHz では λ=0.03 m なので、15 km の地点で半径 15 m になる条件から全長 D を逆算すると 30 km になる。

空欄 A: √(λd(1 − d/D))
半径は √(λd₁d₂/(d₁+d₂)) で、d₁=d・d₂=D−d と置くと λd(D−d)/D になる。括弧の中が 1−d/D の形で、d が D に近づくと0になる。
空欄 B: 30
r²=225、λd=0.03×15000=450 なので、1−d/D=0.5 になる。d=15 km の地点が中央にあるので、D は 30 km である。

この組合せになっているのは選択肢 5 である。

つまずきやすい点

  • D/d−1 の形は、括弧の中が d/D ではなく D/d で割られている。d=D で0にならないので、受信点で半径が0になる楕円体と合わない。
  • r が 15 m なので、2乗した 225 を λd と比べる。2乗を忘れると 1−d/D が 1/30 になり、D がほぼ d に等しいという不自然な答えになる。