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wavelane

一陸技|無線工学B|過去問

令和4年1月期 第2回 B-2

要点(wavelane の要約): 進行方向に電界も磁界も持たない波について、進行方向の成分の有無、電界と磁界の振動の位相関係、中空の管の中を進めるか、真空の固有インピーダンスの値、位相速度と光速の関係を語群から選ばせる問題。

FB402 B-25点(ア〜オ 各1点)

原文(公式問題文)

B-2 次の記述は、TEM 波について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句を下の番号から選べ。 (1) 電磁波の伝搬方向に電界及び磁界成分を [ ア ] 横波である。 (2) 電磁波の伝搬方向に直角な平面内では、電界と磁界が常に [ イ ] で振動する。 (3) 導波管中を伝搬 [ ウ ]。 (4) 真空の固有インピーダンスは、[ エ ]〔Ω〕である。 (5) 位相速度は、光の速度と [ オ ]。 1 等しい  2 同相  3 90π   4 持たない  5 できる 6 異なる  7 逆相  8 120π  9 できない  10 持つ

出典: 令和4年1月期 第2回 第一級陸上無線技術士「無線工学B」(FB402)B-2(本試験問題)。公益財団法人日本無線協会

ア〜オそれぞれに入る語を、上の原文の語群番号から選ぶ
ア
イ
ウ
エ
オ
解かずに正答と解説を見る

正答: ア 4/イ 2/ウ 9/エ 8/オ 1

要確認: この正答と解説は、公式解答表との機械的な照合は済んでいますが、人による照合はまだです。 公式と食い違って見えるときは、出典の解答PDFを優先し、サポートからお知らせください。

wavelane の解説(公式の解説ではありません)

TEM 波は進行方向に電界も磁界も成分を持たない横波で、電界と磁界は同相、比は 120π Ω。中空の導波管では存在できず、位相速度は光速に等しい。

ア: 解答 4(持たない)
TEM は横電磁波の略で、電界も磁界も進行方向と直角な面内だけにある。進行方向の成分を持てば TE 波や TM 波になる。
イ: 解答 2(同相)
平面波では電界と磁界は同時に最大になり同時に零になる。比が実数の固有インピーダンスなので位相差はない。
ウ: 解答 9(できない)
TEM 波には2本以上の導体が要る。導体が1つの中空導波管では、進行方向に成分を持たない電磁界を作れない。
エ: 解答 8(120π)
真空の固有インピーダンスは √(μ0/ε0) で、約 377 Ω、すなわち 120π Ω である。
オ: 解答 1(等しい)
真空中の TEM 波の位相速度は 1/√(μ0ε0) で、光速そのものである。光速を超えるのは導波管の中の TE・TM 波の位相速度である。

ア〜オの解答は 4・2・9・8・1 である。

つまずきやすい点

  • 導波管の中の波は位相速度が光速より速く、群速度が遅い。TEM 波と取り違えて「異なる」を選ばない。
  • 90π は誤りの数値として並ぶ。√(μ0/ε0) を思い出せば 120π に決まる。