一陸技|無線工学B|過去問
令和4年1月期 第2回 A-12
要点(wavelane の要約): 3素子の八木・宇田アンテナの帯域について、利得を最大にしたとき、導波器と反射器の長さを中心周波数の値からずらしたとき、導体を太くしたときの広狭と、周期構造のアンテナとの比較を5つ並べ、太さの効き方を逆に述べた記述を選ばせる問題。
原文(公式問題文)
A-12 次の記述は、3 素子八木・宇田アンテナ(八木アンテナ)の帯域幅に関する一般的事項について述べたものである。このうち誤っているものを下の番号から選べ。 1 利得が最高になるように各部の寸法を選ぶと、帯域幅が狭くなる。 2 導波器の長さが中心周波数における長さよりも短めの方が、帯域幅が広い。 3 放射器、導波器及び反射器の導体が太いほど、帯域幅が狭い。 4 反射器の長さが中心周波数における長さよりも長めの方が、帯域幅が広い。 5 対数周期ダイポールアレーアンテナの帯域幅より狭い。
出典: 令和4年1月期 第2回 第一級陸上無線技術士「無線工学B」(FB402)A-12(本試験問題)。公益財団法人日本無線協会
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正答: 3
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wavelane の解説(公式の解説ではありません)
八木・宇田アンテナの帯域は、素子を共振から遠ざけるほど、また素子を太くするほど広がる。導波器は短め、反射器は長めにすると帯域が広い。
選択肢 1— 答えではない
正しい。利得を最大にする寸法は、素子間の結合が強く共振が鋭い状態で、周波数がずれると特性が急に崩れるため帯域は狭い。
選択肢 2— 答えではない
正しい。導波器を共振長より短めにして容量性にしておくと、周波数による変化がなだらかになり帯域が広がる。
選択肢 3◎ これが答え
誤っている。導体を太くすると素子の特性インピーダンスが下がり、Q が下がって周波数特性がなだらかになる。太いほど帯域は広い。
選択肢 4— 答えではない
正しい。反射器は共振長より長めにして誘導性にしておくと、帯域が広がる。
選択肢 5— 答えではない
正しい。対数周期ダイポールアレーは数倍にわたる周波数で特性がほぼ一定の広帯域方式で、3素子八木より帯域がはるかに広い。
正答は選択肢 3 である。
つまずきやすい点
- FB701 A-11 では同じ5つの記述のうち、反射器を短めと書いた記述が誤りだった。この期は反射器の向きが正しく、太さの効果が逆にされている。