一陸技|無線工学B|過去問
令和4年1月期 第2回 A-9
要点(wavelane の要約): 内外導体の線路で普通に使うモード、円形の管の特定のモードで周波数を上げたときに減衰がどちらへ動くか、長方形の管を単一モードで使う波長の上限を、長辺の何倍かで答えさせる組合せ問題。
原文(公式問題文)
A-9 次の記述は、同軸線路と導波管の伝送モードについて述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。 (1) 同軸線路は、通常、[ A ] モードで用いられ、広帯域で良好な伝送特性を示す。 (2) 円形導波管の TE01 モードは、周波数が [ B ] なるほど減衰定数の値が低下する性質があるが、導波管の曲った所で他のモードが発生し、伝送損の増加や伝送波形にひずみを生ずることがある。 (3) 方形導波管は、通常、TE10 モードのみを伝送するため、a = 2b に選び、a <λ< [ C ] を満足する波長範囲で用いる。ただし、導波管の断面内壁の長辺を a〔m〕、短辺を b〔m〕、波長を λ〔m〕とする。 A B C 1 TE 低く 2a 2 TE 高く 2a 3 TE 低く 3a 4 TEM 低く 3a 5 TEM 高く 2a
出典: 令和4年1月期 第2回 第一級陸上無線技術士「無線工学B」(FB402)A-9(本試験問題)。公益財団法人日本無線協会
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正答: 5
要確認: この正答と解説は、公式解答表との機械的な照合は済んでいますが、人による照合はまだです。 公式と食い違って見えるときは、出典の解答PDFを優先し、サポートからお知らせください。
wavelane の解説(公式の解説ではありません)
同軸線路は遮断のない TEM モードで使う。円形導波管の TE01 は周波数が上がるほど損失が減り、方形導波管は TE10 だけが通る a<λ<2a の範囲で使う。
- 空欄 A: TEM
- 内外2本の導体がある同軸線路では TEM モードが伝わり、遮断周波数がないので直流から広い帯域で使える。
- 空欄 B: 高く
- 円形導波管の TE01 は壁を流れる電流が周波数とともに減る特殊なモードで、周波数が高いほど減衰定数が下がる。
- 空欄 C: 2a
- TE10 の遮断波長は 2a、次の TE20 は a(a=2b なら TE01 も a)。TE10 だけを通すには、波長を a より長く 2a より短くする。
この組合せになっているのは選択肢 5 である。
つまずきやすい点
- 波長の範囲と周波数の範囲を取り違えない。遮断波長より短い波長が通る。
理由から確かめる
- 電磁界の続論とマイクロ波回路減衰定数・同軸線路・TEM波・遮断波長・遮断周波数・導波管の伝送モード
- 給電線と整合回路減衰定数・同軸線路・TEM波・遮断波長・遮断周波数・導波管の伝送モード
- 導波管・遮断周波数遮断波長・遮断周波数・導波管の伝送モード