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wavelane

一陸技|無線工学B|過去問

令和3年7月期 第2回 B-2

要点(wavelane の要約): 進行方向に電界も磁界も成分を持たない波について、縦波か横波か、電界と磁界の位相の関係、中空の金属管や2本線の線路を伝われるかどうか、真空の固有インピーダンスの値を、記述ごとに正誤で答えさせる問題。FB707 B-2 と同じ題材で、アとオの記述が誤りの形に変えてある。

FB308 B-25点(ア〜オ 各1点)

原文(公式問題文)

B-2 次の記述は、TEM 波について述べたものである。このうち正しいものを 1、誤っているものを 2 として解答せよ。 ア 電磁波の伝搬方向に電界及び磁界成分が存在する縦波である。 イ 電磁波の伝搬方向に直角な平面内では、電界と磁界が常に同相で振動する。 ウ 導波管中を伝搬できない。 エ 平行二線式給電線を伝搬できない。 オ 真空の固有インピーダンスは、約 120〔Ω〕である。

出典: 令和3年7月期 第2回 第一級陸上無線技術士「無線工学B」(FB308)B-2(本試験問題)。公益財団法人日本無線協会

ア〜オそれぞれについて、正しいものを1・誤っているものを2として選ぶ
ア
イ
ウ
エ
オ
解かずに正答と解説を見る

正答: ア 2/イ 1/ウ 1/エ 2/オ 2

要確認: この正答と解説は、公式解答表との機械的な照合は済んでいますが、人による照合はまだです。 公式と食い違って見えるときは、出典の解答PDFを優先し、サポートからお知らせください。

wavelane の解説(公式の解説ではありません)

TEM 波は電界も磁界も進行方向に垂直な横波で、2本以上の導体がある線路を伝わる。中空の導波管は通れない。真空の固有インピーダンスは約 120π Ω である。

ア: 解答 2(誤っている)
誤っている。TEM 波は進行方向の電界成分も磁界成分も持たない横波である。縦方向の成分を持つのは導波管の TE 波や TM 波のほうである。
イ: 解答 1(正しい)
正しい。損失の無い媒質を進む TEM 波では、電界と磁界が直交しつつ同じ位相で強弱を繰り返す。両者の比が実数の固有インピーダンスになるのはこのためである。
ウ: 解答 1(正しい)
正しい。導体が1つしかない中空の導波管では、横方向に静的な電界を張れないので TEM 波は成り立たない。伝わるのは遮断周波数を持つ TE 波と TM 波だけである。
エ: 解答 2(誤っている)
誤っている。平行二線や同軸のように導体が2本以上ある線路は、TEM 波を主なモードとして伝える。
オ: 解答 2(誤っている)
誤っている。真空の固有インピーダンスは √(μ₀/ε₀) で、約 120π ≒ 377 Ω である。π を落とした値になっている。

ア〜オの解答は 2・1・1・2・2 である。

つまずきやすい点

  • FB707 B-2 では横波・120π と正しく書かれていた記述が、今回は縦波・120 と誤りの形に変えてある。前回の正誤を覚えて答えないこと。
  • 導波管を TEM 波が通れないのは、導体が1つしかないからである。同軸線路は導体が2つあるので通れる。