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wavelane

一陸技|無線工学B|過去問

令和2年11月臨時 第1回 A-10

要点(wavelane の要約): 地線を持つ接地形の素子の地線の役割、折り返した素子の受信電圧の倍率、円錐と円板を組んだ素子の帯域、円形の反射鏡のビームの幅と波長・径の関係、2枚の鏡の焦点の合わせ方を並べ、倍率を誤った記述を選ばせる問題。

FB211 A-105点(1問1採点)

原文(公式問題文)

A-10 次の記述は、各種アンテナの特徴などについて述べたものである。このうち誤っているものを下の番号から選べ。 1 ブラウンアンテナの1/4波長の導線からなる地線は、同軸ケーブルの外部導体に漏れ電流が流れ出すのを防ぐ働きをする。 2 素子の太さが同じ二線式折返し半波長ダイポールアンテナの受信開放電圧は、同じ太さの半波長ダイポールアンテナの受信開放電圧の約4倍である。 3 ディスコーンアンテナは、スリーブアンテナに比べて広帯域なアンテナである。 4 円形パラボラアンテナの半値幅は、波長に比例し、開口径に反比例する。 5 カセグレンアンテナは、副反射鏡の二つの焦点の一方と主反射鏡の焦点を一致させ、他方の焦点と一次放射器の励振点とを一致させてある。

出典: 令和2年11月臨時 第1回 第一級陸上無線技術士「無線工学B」(FB211)A-10(本試験問題)。公益財団法人日本無線協会

誤っているものの番号を1つ選ぶ(番号は上の原文の選択肢に対応します)
解かずに正答と解説を見る

正答: 2

要確認: この正答と解説は、公式解答表との機械的な照合は済んでいますが、人による照合はまだです。 公式と食い違って見えるときは、出典の解答PDFを優先し、サポートからお知らせください。

wavelane の解説(公式の解説ではありません)

地線の役割、折返し素子の受信電圧、広帯域な素子、円形パラボラのビームの幅、2枚鏡の焦点の合わせ方を並べた問題。二線式折返しダイポールで2倍になる量と4倍になる量の区別が要になる。

  • 選択肢 1— 答えではない

    正しい。放射素子の下に放射状に張った約1/4波長の地線は、同軸の外側を流れようとする電流を抑え、外部導体が余計に放射するのを防ぐ。

  • 選択肢 2◎ これが答え

    誤っている。二線式の折返しダイポールでは2本の素子に同じ向きの電流が流れるので、実効長が普通の半波長ダイポールの2倍になり、受信開放電圧も約2倍である。4倍になるのは入力インピーダンスのほうである。

  • 選択肢 3— 答えではない

    正しい。円板と円錐を組み合わせた素子は、構造が太く連続的に広がっているので、同軸の外側に筒をかぶせた素子より使える周波数帯がずっと広い。

  • 選択肢 4— 答えではない

    正しい。円形の開口のビームの幅は、およそ 70λ/D 度と表され、波長に比例して開口の直径に反比例する。

  • 選択肢 5— 答えではない

    正しい。カセグレン形では回転双曲面の副反射鏡を使い、その一方の焦点を主反射鏡の焦点に、もう一方の焦点を一次放射器の位置に合わせる。

正答は選択肢 2 である。

つまずきやすい点

  • 二線式折返しダイポールの「2倍」は実効長と受信開放電圧、「4倍」は入力インピーダンス(約 292 Ω)である。
  • パラボラのビームの幅は開口径に反比例する。開口を2倍にすれば幅は半分になる。
  • アンテナ方式図鑑アンテナの帯域幅・比帯域幅・ビーム幅・半値角・カセグレンアンテナ・ディスコーンアンテナ・折返しダイポールアンテナ・1/4波長接地アンテナ
  • アンテナの基礎アンテナの帯域幅・比帯域幅・ビーム幅・半値角・1/4波長接地アンテナ
  • 実用アンテナの構造アンテナの帯域幅・比帯域幅・折返しダイポールアンテナ・1/4波長接地アンテナ