一陸技|無線工学B|過去問
令和2年1月期 A-19
要点(wavelane の要約): 利得の分かったアンテナを損失のない線路につないで測った定在波比から、整合しきれずに戻る分を差し引いた実際の利得を求める計算問題。定在波比から反射係数を出すか、反射損の式で割るかの2通りで同じ値になる。
FB201 A-195点(1問1採点)
原文(公式問題文)
A-19 アンテナ利得が 20(真数)のアンテナを無損失の給電線に接続して測定した電圧定在波比(VSWR)の値が 2.5 であった。このアンテナの動作利得(真数)の値として、最も近いものを下の番号から選べ。 1 16.3 2 17.9 3 18.8 4 19.9 5 21.3
出典: 令和2年1月期 第一級陸上無線技術士「無線工学B」(FB201)A-19(本試験問題)。公益財団法人日本無線協会
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正答: 1
要確認: この正答と解説は、公式解答表との機械的な照合は済んでいますが、人による照合はまだです。 公式と食い違って見えるときは、出典の解答PDFを優先し、サポートからお知らせください。
wavelane の解説(公式の解説ではありません)
定在波比から反射係数を出し、反射して戻る電力の割合 |Γ|² を差し引いた分だけが放射に回るとして、利得に (1−|Γ|²) を掛ける。
- 手順1定在波比 2.5 から反射係数の大きさを出す。
- 手順2アンテナへ入る電力は、給電線を進んできた電力の 1−|Γ|² 倍である。
- 手順3動作利得は利得にこの割合を掛けた値になる。4S/(1+S)² = 10/12.25 と書いても同じである。
求める値は 約 16.3(選択肢1)。したがって正答は選択肢 1 である。
つまずきやすい点
- 反射係数を2乗し忘れて 20×(1−3/7) とすると約 11.4 になる。電力の割合なので2乗する。
- 定在波比そのもので割って 20/2.5 = 8 としない。反射損は (1+S)²/(4S) = 1.225 である。
理由から確かめる
この問題の条件で動かす(VSWR・反射係数)- 給電線と整合回路アンテナ利得・アンテナの動作利得・反射係数・電圧定在波比(VSWR)
- VSWR・反射係数アンテナ利得・反射係数・電圧定在波比(VSWR)
- アンテナ・電波測定の基礎アンテナ利得・反射係数・電圧定在波比(VSWR)