一陸技|無線工学B|過去問
令和7年7月期 A-10
要点(wavelane の要約): 縦横2辺の寸法から開口の面積を出し、2面それぞれの効率を掛け合わせて実効的な面積に直したうえで、波長の2乗との比から利得を求める計算問題。2つの効率を足すのか掛けるのかが分かれ目になる。
FB707 A-105点(1問1採点)
原文(公式問題文)
A-10 開口面の縦及び横の長さがそれぞれ 14〔cm〕及び 24〔cm〕の角すいホーンアンテナを、周波数 6〔GHz〕で使用したときの絶対利得の値として、最も近いものを下の番号から選べ。ただし、電界(E)面及び磁界(H)面の開口効率を、それぞれ 0.75 及び 0.80 とする。 1 10〔dB〕 2 20〔dB〕 3 30〔dB〕 4 40〔dB〕 5 50〔dB〕
出典: 令和7年7月期 第一級陸上無線技術士「無線工学B」(FB707)A-10(本試験問題)。公益財団法人日本無線協会
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正答: 2
要確認: この正答と解説は、公式解答表との機械的な照合は済んでいますが、人による照合はまだです。 公式と食い違って見えるときは、出典の解答PDFを優先し、サポートからお知らせください。
wavelane の解説(公式の解説ではありません)
2辺の寸法から開口面積を出し、2つの面の効率を掛け合わせて実効的な面積へ直す。あとは波長の2乗との比に 4π を掛けるだけである。
- 手順1開口面積を出す。cm を m へ直してから掛ける。
- 手順2電界面と磁界面の効率は、開口の縦方向と横方向それぞれの分布の良さを表す。面積は 2 方向の積なので、効率も掛け合わせたものが全体の効率になる。
- 手順3波長を出し、利得の式へ入れる。6 GHz なので 0.05 m である。
- 手順4計算してデシベルへ直す。
求める値は 20.1 dB(選択肢の 20 dB)。したがって正答は選択肢 2 である。
つまずきやすい点
- 2 つの開口効率は掛ける。足して 1.55 とすると利得が 2.6 倍になり、桁が 1 つ上の選択肢を選んでしまう。
- 寸法は cm から m へ直す。cm のまま面積を作ると 10⁴ 倍だけ大きく出る。
- 4π を落とさない。落とすと利得が 8.1 になり、デシベルでは 9 になってしまう。
理由から確かめる
- アンテナ方式図鑑アンテナ利得・開口効率・実効面積・ホーンアンテナ・波長と周波数の関係(λ=300/f)
- アンテナ利得アンテナ利得・開口効率・実効面積・ホーンアンテナ・波長と周波数の関係(λ=300/f)
- アンテナ・電波測定の基礎アンテナ利得・開口効率・実効面積・ホーンアンテナ・波長と周波数の関係(λ=300/f)