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wavelane

一陸技|無線工学B|過去問

令和3年7月期 第1回 B-4

要点(wavelane の要約): フェージング対策として受信信号を複数用意して合成又は選択する方式について、空間方式の種類、受信点どうしの変動の相関と効果の関係、偏波方式が向くフェージングとその構成、周波数方式の原理を5記述で示し、正誤を答えさせる問題。

FB307 B-45点(ア〜オ 各1点)

原文(公式問題文)

B-4 次の記述は、ダイバーシティ方式について述べたものである。このうち正しいものを 1、誤っているものを 2 として解答せよ。 ア スペース(空間)ダイバーシティには、受信ダイバーシティと送信ダイバーシティがある。 イ スペース(空間)ダイバーシティの効果は、異なる受信点間の電界強度変動の相関が大きいほど大きい。 ウ 偏波ダイバーシティは、主にダクト性フェージングの影響を軽減するのに有効である。 エ 偏波ダイバーシティの効果は、同じ受信点に直交する偏波面を持つ 2 つのアンテナを設置して、それらの出力を合成するか、あるいは、出力の大きな方のアンテナに切り替えることによって得られる。 オ 周波数ダイバーシティは、周波数が異なると、フェージングの状態が異なることを利用した方式である。

出典: 令和3年7月期 第1回 第一級陸上無線技術士「無線工学B」(FB307)B-4(本試験問題)。公益財団法人日本無線協会

ア〜オそれぞれについて、正しいものを1・誤っているものを2として選ぶ
ア
イ
ウ
エ
オ
解かずに正答と解説を見る

正答: ア 1/イ 2/ウ 2/エ 1/オ 1

要確認: この正答と解説は、公式解答表との機械的な照合は済んでいますが、人による照合はまだです。 公式と食い違って見えるときは、出典の解答PDFを優先し、サポートからお知らせください。

wavelane の解説(公式の解説ではありません)

ダイバーシティは、同時に深く落ち込みにくい複数の受信信号を用意して合成や選択をする方式である。信号どうしの変動の相関が小さいほど効果が大きい。偏波を使う方式が効くのはダクトではなく偏波面が乱れるフェージングである。

ア: 解答 1(正しい)
正しい。複数のアンテナを受信側に置く方法のほか、送信側に複数のアンテナを置いて受信点での落ち込みを避ける方法もある。
イ: 解答 2(誤っている)
誤っている。2つの受信点の変動がそろって動く(相関が大きい)と、同時に落ち込んでしまい合成しても救えない。効果が大きいのは相関が小さいときである。
ウ: 解答 2(誤っている)
誤っている。偏波を使う方式は、電離層伝搬などで偏波面が回って受信レベルが変わるフェージングに有効である。ダクトによる変動は偏波を変えても同じように起きるので、空間や周波数の方式で対処する。
エ: 解答 1(正しい)
正しい。同じ場所に直交する偏波のアンテナを2つ置き、出力を合成するか強い方へ切り替える。アンテナを離して置く必要が無いのが利点である。
オ: 解答 1(正しい)
正しい。周波数が十分離れていれば、多重波の干渉の状態が別々になるので、同時に落ち込みにくい。

ア〜オの解答は 1・2・2・1・1 である。

つまずきやすい点

  • イは「相関」の向きの取り違えを狙った記述である。ダイバーシティは別々に変動する信号を組み合わせるから効く。
  • ウとエはどちらも偏波の方式だが、エ(構成)は正しく、ウ(対象のフェージング)が誤りである。
  • 伝搬の特論ダイバーシティ受信・周波数選択性フェージング・ラジオダクト