一陸技|無線工学B|過去問
令和2年11月臨時 第1回 A-12
要点(wavelane の要約): 2枚の鏡を使う方式のうち、副反射鏡にどの回転曲面をどちらの面で使うか、そして軸をずらした形にすることで何による遮りを避けるのかを組合せで答えさせる問題。
FB211 A-125点(1問1採点)
原文(公式問題文)
A-12 次の記述は、グレゴリアンアンテナについて述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。 (1) 主反射鏡に回転放物面、副反射鏡に[ A ]の[ B ]を用い、副反射鏡の一方の焦点を主反射鏡の焦点と一致させ、他方の焦点を一次放射器の位相中心と一致させた構造である。 (2) また、[ C ]によるブロッキングをなくして、サイドローブ特性を良好にするために、オフセット型が用いられる。 A B C 1 回転双曲面 凹面側 一次放射器 2 回転双曲面 凸面側 一次放射器 3 回転双曲面 凹面側 副反射鏡 4 回転楕円面 凸面側 一次放射器 5 回転楕円面 凹面側 副反射鏡
出典: 令和2年11月臨時 第1回 第一級陸上無線技術士「無線工学B」(FB211)A-12(本試験問題)。公益財団法人日本無線協会
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正答: 5
要確認: この正答と解説は、公式解答表との機械的な照合は済んでいますが、人による照合はまだです。 公式と食い違って見えるときは、出典の解答PDFを優先し、サポートからお知らせください。
wavelane の解説(公式の解説ではありません)
グレゴリアン形は副反射鏡に回転楕円面の凹面を使う。軸をずらしたオフセット形は、副反射鏡が開口を遮るのをなくすための工夫である。
- 空欄 A: 回転楕円面
- 楕円には2つの焦点があり、一方の焦点を出た電波は鏡で反射してもう一方の焦点へ集まる。この性質を使って一次放射器と主反射鏡の焦点を結ぶ。回転双曲面を使うのはカセグレン形である。
- 空欄 B: 凹面側
- グレゴリアン形の副反射鏡は主反射鏡の焦点より外側に置かれ、焦点を通り過ぎて広がる電波を内側の凹面で受けて主反射鏡へ返す。凸面で返すのはカセグレン形である。
- 空欄 C: 副反射鏡
- 軸対称の形では、主反射鏡の前に置いた副反射鏡とその支柱が開口の一部を覆い、サイドローブを増やす。鏡を軸からずらして配置すれば、この遮りがなくなる。
この組合せになっているのは選択肢 5 である。
つまずきやすい点
- グレゴリアンは楕円・凹面、カセグレンは双曲・凸面、と対にして覚える。
- 2枚鏡の形式で開口を遮るのは主に副反射鏡である。一次放射器は主反射鏡の頂点付近に置かれるので、遮りの主因にならない。