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wavelane

一陸技|無線工学B|過去問

平成30年7月期 A-14

要点(wavelane の要約): 雷の放電に由来する雑音の地域差と昼夜差、遠くの雷が電離層で運ばれて重なること、電離圏に由来する雑音の種類、太陽以外の星からの雑音、春分・秋分のころに静止衛星の受信で起きる太陽からの雑音による劣化を並べ、昼夜の高低を入れ替えた記述を選ばせる問題。

FB007 A-145点(1問1採点)

原文(公式問題文)

A-14 次の記述は、電波雑音について述べたものである。このうち誤っているものを下の番号から選べ。 1 空電雑音のレベルは、熱帯地域では一般に雷が多く発生するので終日高いが、中緯度域では遠雷による空電雑音が主体となるので、夜間は D 層による吸収を受けて低く、日中は D 層の消滅に伴い高くなる。 2 空電雑音は、雷放電によって発生する衝撃性雑音であり、遠距離の無数の地点で発生する個々の衝撃性雑音電波が電離層伝搬によって到来し、これらの雑音が重なりあって連続性雑音となる。 3 電離圏雑音には、超長波(VLF)帯で発生する連続性の雑音や、継続時間の短い散発性の雑音などがある。 4 太陽以外の恒星から発生する雑音は宇宙雑音といい、銀河の中心方向から到来する雑音が強い。 5 静止衛星からの電波を受信する際、春分及び秋分の前後数日間、地球局の受信アンテナの主ビームが太陽に向くときがあり、このときの強い太陽雑音により受信機出力の信号対雑音比(S/N)が低下したりすることがある。

出典: 平成30年7月期 第一級陸上無線技術士「無線工学B」(FB007)A-14(本試験問題)。公益財団法人日本無線協会

誤っているものの番号を1つ選ぶ(番号は上の原文の選択肢に対応します)
解かずに正答と解説を見る

正答: 1

要確認: この正答と解説は、公式解答表との機械的な照合は済んでいますが、人による照合はまだです。 公式と食い違って見えるときは、出典の解答PDFを優先し、サポートからお知らせください。

wavelane の解説(公式の解説ではありません)

外から入ってくる電波雑音の性質を5つ並べ、誤りを1つ選ぶ。D層は昼に現れて夜に消えるので、中緯度の空電は夜に強く昼に弱い。記述1は昼と夜を逆にしている。

  • 選択肢 1◎ これが答え

    誤っている。中緯度では遠くの雷による空電が主で、それは電離層を経由して届く。日中はD層が電波を吸収するので弱まり、夜はD層が消えて吸収が減るので強まる。記述は昼と夜を入れ替えている。

  • 選択肢 2— 答えではない

    雷の放電1回ごとの雑音はパルス状だが、遠方の多数の地点で起きたものが電離層で運ばれて次々に重なるので、受信点では切れ目のない雑音に近くなる。正しい。

  • 選択肢 3— 答えではない

    電離圏の中で生じる雑音には、超長波帯で長く続くものと、短時間だけ散発的に起きるものがある。正しい。

  • 選択肢 4— 答えではない

    太陽以外の天体から来る雑音を宇宙雑音と呼び、星の密集する銀河中心の方向から来るものが最も強い。正しい。

  • 選択肢 5— 答えではない

    春分・秋分のころは、静止衛星を見上げる地球局のアンテナの向きに太陽が重なる時間帯があり、太陽雑音が主ビームから入って S/N が落ちる(太陽雑音障害)。正しい。

正答は選択肢 1 である。

つまずきやすい点

  • D層の吸収は昼に効く現象である。中波の放送が夜に遠くまで届くのと同じ理由で、空電も夜に遠方から届きやすくなる、とつなげて覚える。
  • 記述1の前半(熱帯では終日高い)は正しいので、後半の昼夜の向きまで読まないと見落とす。
  • 伝搬の特論電波雑音(空電・電離圏雑音・宇宙雑音・太陽雑音)・電離圏による減衰